頑張れ

あなたは頑張っているだろうか?

私は頑張っていない。

自転車に乗っているときだった。身体は疲れているし、空気は冷たすぎるし、気持ちも曇りだった。
信号待ちが終わって、前に進まなきゃいけないとき、気持ちの質量が100倍くらいになった気がした。相対的に身体が軽く感じさえした。

重すぎる気持ちにかかりっきりの意識は、唐突に口から出てきた「頑張れ」の言葉に驚く暇もなかった。


あなたは頑張れるだろうか?

私は頑張れる。

寒さで肺の隅々まで凍りつきそうだけど、太ももはもうこれ以上上げたくないと叫んでいるけど。「頑張れ」と言われたら背筋が伸びるし、力は籠もるのだ。 いつもより速く、遠くまで進めている自分を目の当たりにして、、、ため息が出た。

頑張っていなかった自分の様子が脳内を満たしたとき、目的地に到着した。

さて、やりたいことは山のようにある。頑張れ。